「ホームページは作ったけど、ちゃんと見られているのかわからない…」
そんな不安を抱えている経営者の方、実はとても多いんです。
ある調査によると、中小企業の約59%がオンラインでのパフォーマンスを追跡していない(GDM Pixel調査)とされています。つまり、せっかくお金をかけてホームページを作ったのに、半数以上の企業が「誰が」「どこから」「何を見に来ているか」を把握していないということです。
これは例えるなら、お店を開いたのに来店客数を数えていないのと同じこと。改善のしようがありませんよね。
でもご安心ください。Googleが無料で提供しているGA4(Googleアナリティクス4)を使えば、ホームページの「健康診断」が誰でもできるようになります。
今回は、ITが苦手な方でもわかるように、GA4の基本と具体的な活用法をお伝えします。
GA4とは?なぜ今、注目されているのか
GA4(Googleアナリティクス4)は、Googleが提供する無料のアクセス解析ツールです。ホームページに訪れた人の数、どのページが人気か、どこから来たのかなどを詳しく把握できます。
以前は「ユニバーサルアナリティクス(UA)」というバージョンが使われていましたが、2023年7月にサービスが終了し、現在はGA4が唯一の選択肢となっています。
GA4の普及状況
Googleアナリティクスは世界中で圧倒的なシェアを持っています。
Webアクセス解析ツールの市場シェア(2025年)
W3Techsの2025年調査によると、Webアクセス解析ツール市場でGoogleアナリティクスのシェアは81.4%。事実上のスタンダードです。
日本でもGA4の利用は急速に広がっており、GA4.comの調査では日本国内で約38万以上のWebサイトがGA4を導入しています(2024年1月時点)。これは世界第2位の導入数です。
「うちには関係ない」は大間違い——データを見ないリスク
「うちは小さい会社だし、アクセス解析なんて大企業がやることでしょ?」
そう思っていませんか?実は、中小企業こそアクセス解析が必要なんです。理由はシンプルで、大企業のように広告費を大量に使えないからこそ、限られた予算を「効果がある施策」に集中させる必要があるからです。
データを活用している企業の成果
McKinsey Global Instituteの調査によると、データに基づいて意思決定を行う企業は、そうでない企業と比べて驚くほど大きな差が出ています。
顧客獲得で23倍、収益性で19倍、顧客維持で6倍——これは極端な数字に見えるかもしれませんが、データを「見て」「判断して」「改善する」というサイクルを回せるかどうかで、ここまで差がつくということです。さらに、データに基づいたマーケティングはキャンペーンのROI(投資対効果)を31%向上させ、マーケティングの無駄を21%削減するという調査結果もあります(Marketing LTB調査)。
GA4で最初に見るべき3つのポイント
「GA4を入れてみたけど、画面が複雑で何を見ればいいかわからない…」
これはGA4の最大の課題で、実際にBrightLocalの調査では54%のWebサイトがコンバージョン(目標)の設定すらしていないという結果が出ています。
安心してください。最初は以下の3つだけ押さえれば十分です。
1. ユーザー数と流入元
「レポート」→「集客」→「トラフィック獲得」を開いてみてください。ここでは、ホームページに来た人がどこから来たかがわかります。
- Organic Search:Google検索から来た人
- Direct:URLを直接入力した人やブックマークから来た人
- Social:SNS(Instagram、TikTokなど)から来た人
- Referral:他のサイトのリンクから来た人
例えば「SNSを頑張っているのに、Socialからの流入がほとんどない」とわかれば、SNSの投稿にホームページのリンクを貼る頻度を増やすなどの改善ができます。
2. よく見られているページ
「レポート」→「エンゲージメント」→「ページとスクリーン」を開きます。どのページがよく見られているかがランキング形式で表示されます。
- 人気ページがわかれば、そのページに問い合わせボタンを追加する
- 見られていないページがあれば、タイトルや内容を改善する
こうした具体的なアクションにつなげられるのがアクセス解析の価値です。
3. ユーザーの行動フロー
「レポート」→「エンゲージメント」→「イベント」では、ユーザーがサイト上でどんな行動をしたかがわかります。GA4の大きな特徴は、すべてのユーザー行動を「イベント」として記録する点です。ページの閲覧、スクロール、クリック、ファイルのダウンロードなどが自動で計測されます。
特に注目すべきはエンゲージメント率です。これは「ユーザーがサイトに興味を持って行動した割合」を示す指標で、GA4ならではの機能です。
GA4の導入方法——3ステップで完了
ステップ1:Googleアカウントでログイン
Googleアナリティクスのサイトにアクセスし、Googleアカウントでログインします。Gmailをお持ちなら、そのアカウントでOKです。
ステップ2:プロパティを作成
「管理」→「プロパティを作成」をクリックし、以下を入力します。
- プロパティ名(会社名やサイト名)
- タイムゾーン(日本)
- 通貨(日本円)
ステップ3:トラッキングコードを設置
発行される「測定ID」(G-XXXXXXXXXの形式)をホームページに設置します。
WordPressなら「Site Kit by Google」プラグインで簡単に設定できます。それ以外のサイトでも、HTMLの`
`タグ内にコードを貼り付けるだけです。 わからない場合は、ホームページの制作会社に「GA4を設置してほしい」と伝えれば対応してもらえます。設置自体は15分程度で完了する作業です。よくある失敗と注意点
失敗1:設置しただけで放置
GA4を入れたこと自体に満足してしまい、データを一度も見ないケースが非常に多いです。最低でも月1回はチェックする習慣をつけましょう。
おすすめは月初に前月のデータを確認すること。カレンダーにリマインダーを入れておくと忘れません。
失敗2:すべてのデータを見ようとする
GA4には膨大なデータがありますが、最初からすべてを理解する必要はありません。先ほど紹介した3つのポイントだけを見る習慣をつけるところから始めてください。
失敗3:目標(コンバージョン)を設定していない
「問い合わせフォームの送信」「電話番号のクリック」など、ビジネスの成果につながる行動をコンバージョンとして設定しておきましょう。これを設定しないと、ただの「数字の羅列」で終わってしまいます。
GA4では最大30個のコンバージョンを設定できます。中小企業なら、まずは「問い合わせ完了」と「電話タップ」の2つだけで十分です。
新年度こそ、データに基づく経営を始めよう
4月からの新年度に向けて、WEB戦略を見直す企業が増える時期です。
「なんとなく」でホームページを運用するのは、もうやめにしませんか?
GA4は完全無料で使えて、正しく活用すれば広告費の削減や売上アップにつながる強力なツールです。Googleの公式発表によると、GA4のデータドリブンアトリビューション(データに基づく成果分析)を活用した企業は、平均6%のコンバージョン増加を達成しています。
たった6%と思うかもしれませんが、月100件の問い合わせがある企業なら毎月6件の増加。年間では72件。それが数万円〜数十万円の案件だとしたら、インパクトは計り知れません。
まとめ
- 中小企業の約59%がアクセス解析をしていない——これは大きな機会損失
- GA4はGoogleが提供する無料のアクセス解析ツールで、市場シェア81%のスタンダード
- 最初に見るべきは①流入元 ②人気ページ ③ユーザー行動の3つだけ
- コンバージョン設定を忘れずに(問い合わせ完了・電話タップ)
- 月1回のデータ確認を習慣にするだけで、WEB戦略は大きく変わる
「データを見る」という小さな一歩が、ビジネスの大きな成長につながります。まずはGA4を設置して、来月のデータを見ることから始めてみてください。
GA4の設置方法がわからない、設置はしたけど活用方法がわからないという方は、お気軽にゲールウェストまでご相談ください。初回のご相談は無料で承っております。
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